RDW的新カード考

2012年4月24日 趣味
環境初期は完成度の低いデッキを速度で食いに行くのも一つの手。
そんなわけで、候補足りうるカードを分析してみる。

《苛立たしい小悪魔》
4点火力にしろ4/3にしろ、「対戦相手のライフを攻める」という点では一貫している。
ただ、フルバーンに入れると腐った除去のはけ口になってしまうので、スライ系のデッキが望ましい。
タイミングで強さが変わるカードの典型なので、ゲームプランの練り方に注意が必要。
どんな状況であれ、相手はこのカードから4点以上は食らってくれないものと考えるべき。

《石大工》
回避能力持ちが多く、後半マナが余りやすい赤単の方向性には合っている。
反面、単体でののスペックは決して高くはないし、あくまでシナジー前提の強さというのは単純ビートでは気に掛かる。
1マナ域候補としては三番手以下か。

《稲妻のやっかい者》
これより重い赤単の生物は、最初から速攻を持っているものが多い。
どちらかといえば、他の色との組み合わせで真価を発揮するだろうタイプ。

《大翼のドラゴン》
環境で使われている大体の火力に耐性を持ち、DoJやリリアナの布告などソーサリータイミングの除去は通用しない。
反面、トークンによるチャンプブロックには弱い。
4マナ域は選択肢が豊富なので、メタに合わせて使い分ける必要がある。
ドラゴンは赤単ミラーやRGビート、ケッシグ相手に有効と思われる。つまりコスと席を争う立場。

《グリセルブランドの猟犬》
装備品と相性が良いのはアピールポイント。
適切な剣が付けば大抵のデッキに勝利できるだろうし、不死で自らその確度を高めてくれるのは魅力。
しかし4マナ域は既に役者がそろっているし、火柱で焼かれると目も当てられない。

《火柱》
アド損を強要されていた不死をおおむね1体1交換で処理できるのは素晴らしい。
他にも宿命の旅人や忠実な聖戦士、チャンフェニなど焼きたい対象には困らない。
ただし絡み根にしろ伝書士にしろ、2点は削られてしまうので過信は禁物。
また教区の勇者やマナクリなど、すぐに処理したい生物相手には、先手で山を立ててエンドした時にソーサリーであることが響く場合も。
1マナ火力を火柱のみに絞るのは危険。はらわた撃ちや感電破等との併用がベターか。

《轟く怒り》
1マナ5点の威力は白眉。ただし、奇跡のパフォーマンスはトップデック前提。
事前にゲームプランに組みこむことはできず、マナカーブに沿った展開を考えているとプランを狂わされることになる。
このため急に1マナを取られても大丈夫なように、低コストカードを増やして出来るだけ細かく動ける構成にすることが望ましい。
クロックを捌かれて試合展開がグダれば、6マナ5点火力として考える事も一応可能だが、初手にある奇跡は1マリガンに等しい事を認識すべき。
RDWならば1,2枚、信仰なき物あさりなどで処理可能ならば3枚まで投入可能と考える。

《忌むべき者のかがり火》
トップデック依存ではタイミングを選べない。
素打ちでは3マナ掛かるソーサリー版サイムーンにすぎない。

《魂の再鍛》
タイミングを選べず、素打ちの場合に5マナと重く、まず利益を得るのが相手というところが辛いと思う。
轟く怒りは奇跡の中でも例外的にタイミングを選ばないカードであって、他は素打ち前提で考えるべき。

《危険な賭け》
信仰なき物あさり程墓地は肥やせないが、タイミングを選べばアド損しない。
相手ターンに打つことで奇跡チャレンジが可能だし、特段墓地シナジーのないバーンデッキの息切れ防止としてはなかなか優秀。

《悪魔の血脈、ティボルト》
自分を守れず、盤面に干渉できず、+能力も毎ターン起動したいものではない。
息切れ防止にしても、もっとマシな選択肢があるはず。
墓地を肥やしたい中速デッキ(リアニ・燃え立つ復讐・グリクシスコンetc)向けだろう。

《魂の洞窟》
呪文が多く、生物のタイプが散っている赤単ではそこまで欲しいカードではない。
そもそもタッチカラーは呪文の為にする事も多く、このカードを増やすと基本セット2色土地の信頼性が下がる。
どんなデッキにも4積み確定というのは明らかな間違い。

《僻地の灯台》
自身のタップも含めて起動コストは実質4マナ。息切れ防止用としてはちと重い。
コントロールで使うべきカードだろう。

《処刑者の要塞》
ケッシグが5マナ掛けてやる以上のことを、3マナでやってしまう恐ろしい土地。
サイズを増した貴族がブロックにも回り、チャンフェニがパワー4で殴り掛かる。
戦場に出たラバマンや投火師が、即座にパワー3で殴りながら能力を起動する。
断崖の避難所*4+これ2枚の軽いタッチ白でも、十二分に元が取れてしまう。

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